HUCK FINN LIVE REPORT

今回は１月２２日に行われたCREEPの[My Self Portrait…]レコ発記念ライヴのレポートです。サポートがTOAST、NICE VIEW、STAB 4 REASONと豪華メンツなのでかなり期待の日でした。

　１バンドめは、毎回アツイライヴを見せてくれるNICE VIEW。お客さんはこの時点で５０人くらいだったけど、そんな事お構いなしに１曲目からハイテンション！不協和音的要素をもちつつも構築された曲作りは、もう他の追随を許さないくらいに確立されてて、その洗練されたセンスには脱帽です。余計なＭＣは一切なし。とにかくハイスピードな曲の応酬で打ちのめされました。とくに、Ｄrのタロウ氏のハイテクニックスピードドラムは一見の価値有り。ハデなアクションはないけど、とにかくアツく１１分という短めのライヴにも関わらず内容はかなり濃かったです。お客さんの盛大な拍手がそれを物語ってました。

　そして次はハックには何年かぶりに登場のTOAST。リハーサルのときに気づいたんだけど、Ｄｒがなんとびっくりガンちゃんじゃないですか！！とまあ個人的な驚きはさておき、久々にみるTOASTはかなりかわってた。いい意味でね。ザクザクの轟音サウンドでＭＣらしいＭＣもなくただひたすら演り続ける、この静かなアツさがたまらなくいいです。全１１曲、怒涛の勢いでやってくれました。

　そして本日の主役CREEPの登場です。１曲目のイントロの静かなギターから一転、突如轟音サウンドが会場全体を包み込みました。絶叫Voもいい味出してて、なによりＤｒがめちゃくちゃパワフルで、ＣＤより生のほうが全然良かったです。おもわず口ぽっかり開けて見入ってしまいました。「こんばんは、クリープです。」と照れくさそうに言ってたのが印象的でした。激情エモって言葉がピッタリのとにかく激しいライブで、６曲しかやらなかったのがすごく残念。

　ラストは大御所STAB 4 REASON。このバンドはホントに見るたびに良くなってて、いつもおどろきです。リーハーサルのときから、Voにかけるショートディレイの場所などを念入りにチェックしたりと、ライヴにかける意気込みが違います。ちなみにVoのMATSU-Q氏はこのディレイをかけた曲をリハでやった直後、「違うバンドみたい」を連発してたけど、なんだかんだいってちゃんとスタフォーカラーになってたと思います。ライヴはというと、いうまでもなくハイテンションで貫禄のあるステージでした。新曲もレゲェテイストたっぷりで、ますますこれからに期待のバンドです。　というわけで、独自のスタイルを貫く４バンドでした。お客さんはたくさんいたわけじゃないけど、見ごたえ充分でかなりヒットな一日だったと思います。

　毎月自由気ままに書かしてもらってるライヴレポートですが、ご意見、感想、苦情などありましたら、どしどしハックまでメールください。お待ちしてます。